開催趣旨
21世紀を担う子どもたちに、我が国の伝統文化である陶芸を通して創意工夫を奨励するとともに、豊かな感性を養うことにより、初等中等教育の振興を図り、自由な創造力を発揮する場を提供することを目的に開催します。
第18回の結果は6月27日に審査会が行われ、下記の作品の入賞が決まりました。
各部門名をクリックすると受賞一覧が表示されます。
C部門 中学生:入賞作品紹介
文部科学大臣賞 | ||
石岡市立八郷中学校 2年 | 米川 倖聖 | 『八郷(やさと)』 |
【評】 織部調の緑釉(りょくゆう)を掛けた四角の竹かご形の台の上に、山間ののどかな田園風景が広がっています。この風景は、作者のひいおばあちゃんが96年間暮らした県内にある八郷の景色です。とても丁寧に作り込まれた一つ一つの情景から、作者のひいおばあちゃんへの優しく温かな思いが、じんわりと伝わってきます。 | ||
茨城県知事賞 | ||
益子町立益子中学校 3年 | 小薬 岳 | 『四季』 |
【評】 扱いやすく手になじむ形と、季節感を表した色と模様。この器を手にした人が気持ちよく、楽しい時間を過ごせるようにと、四つの器はその形に少しずつ変化を持たせ、それぞれ全く違う釉薬で絵付けしています。しっかりした技術、そして、さりげない工夫とセンスの光る作品となっています。 | ||
茨城県教育長賞 | ||
鹿児島県南九州市立川辺中学校 2年 | 市之瀬 梨子 | 『枯山流水』 |
【評】 枯れ山水の世界観をそのままに、竹や石、砂の配置を工夫し、日本の美をモダンに表現した素晴らしい作品です。立体的な表現の良さや色合いの美しさなどから、作品を見ているだけで、心が癒やされるような気持ちになります。 | ||
茨城県陶芸美術館長賞 | ||
城里町立常北中学校 3年 | 中村 風詩 | 『幻想のアスレチック』 |
【評】 大きくうねり、所々に穴が開き、サクランボやブドウ、リンゴが実を結ぶ不思議な大樹。樹木の根元にたたずんだり寝転んだりしているのは作者自身でしょうか? また、少し遠くから見ると、この大きな塊がまるで動き出しそうな動物のようにも見えてきます。夢か現実か分からないファンタジックな世界を、独特の感覚で見事に表現しています。 | ||
茨城新聞社長賞 | ||
笠間市立友部中学校 2年 | 枝川 結音 | 『大きい手』 |
【評】 ロダンの彫刻をほうふつさせる作品ですね。手の表情を深く観察し、丁寧に力強く作られています。今にも動きそうです。 | ||
笠間市長賞 | ||
沖縄県糸満市立三和中学校 2年 | 新里 察得 | 『サイファ(砕破)』 |
【評】 砕破と名付けられた通り、緑の釉薬が心の中だけに留まっていられず、外界に向かって躍動してくるような感動を覚えます。とても重厚な作品に仕上がっています。 | ||
笠間市教育長賞 | ||
大阪府私立関西大学第一中学校 1年 | 白井 莉菜 | 『番傘』 |
【評】 番傘は、外国人旅行者のお土産としてとても人気があるそうです。日本の文化をこれからも大切にしていきたいですね。傘の骨組みを外から感じさせていること、さりげない模様や色付けも、よく工夫されています。 | ||
NHK水戸放送局長賞 | ||
沖縄アミークスインターナショナル中学校 1年 | 潮田 弥緒 | 『島バナナの葉で』 |
【評】 沖縄で身近にある島バナナの葉を組み合わせた、かご形のオブジェです。圧倒的な存在感に加え、一つ一つの葉の形や微妙な色の違いなどが巧みに表現され、完成度の高い作品に仕上がっています。 | ||
茨城県立笠間陶芸大学校学校長賞 | ||
常総学院中学校 3年 | 赤上 一愛 | 『晴れますように』 |
【評】 てるてる坊主がモチーフですが、持ちやすく、ほかにも文房具や日用品に展開できそうな形です。ビビッドな色を選び、「晴れますように」という気持ちや願いがよく伝わってきます。 | ||
茨城工芸会長賞 | ||
北海道美瑛町立美瑛中学校 1年 | 吉岡 美和 | 『キバタン』 |
【評】 陶土表現の力感と独自の表現がとても良い。土のタッチと鋭い線、焼き締められた陶土、わずかな釉薬との調和など、気負いなく素直な表現でとても好感の持てる作品です。 | ||
笠間焼協同組合理事長賞 | ||
益子町立益子中学校 3年 | 関 秀磨 | 『深皿』 |
【評】 ろくろの練習をした成果が出ています。技術的に優れた作品です。黒と白の釉薬が掛けられ、色の発色も良く出ています。将来、陶芸家を目指したいですネ。 | ||
笠間焼伝統工芸士会長賞 | ||
沖縄県浦添市立仲西中学校 3年 | 當銘 由大 | 『猫』 |
【評】 一瞬のネコの動きを捉え、躍動感のある形になっています。白い所は白化粧土をたたき、白い毛の感じがよく出ている作品です。 | ||
笠間日動美術館館長賞 | ||
笠間市立笠間中学校 3年 | 松木 乃理夏 | 『春のおとしもの』 |
【評】 絵画的な作品で、目に留まりました。春の落とし物のきれいな靴は、シンデレラを思い出しました。黄色の花飾りと周りの草花が春の軽やかさを表現しています。 | ||
優秀賞 | ||
東京学芸大学附属国際中等教育学校 3年 | 藤田 叶子 | 『コンニチハ。』 |
益子町立益子中学校 2年 | 岩原 舞優 | 『花のつぼみ』 |
益子町立益子中学校 3年 | 磯部 穂 | 『カワセミの食事』 |
益子町立益子中学校 3年 | 仁平 彩斗 | 『夏の日影』 |
益子町立益子中学校 3年 | 下地 日菜多 | 『雨の降る日』 |
城里町立常北中学校 3年 | 仙田 菜々美 | 『リスとどんぐり』 |
城里町立常北中学校 3年 | 桝橋 ひまり | 『お菓子好きのためのおかしなお菓子のつめ合わせ』 |
常総学院中学校 2年 | 赤岩 美優 | 『友達』 |
東京都国立市立国立第一中学校 3年 | 小島 吾 | 『Sunflowers in vase』 |
笠間市立笠間中学校 3年 | 杉山 唯海 | 『朝ごはん』 |
笠間市立笠間中学校 2年 | 河又 亜実 | 『フルーツバスケット』 |
笠間市立笠間中学校 2年 | 川俣 颯香 | 『The 笠間のマロン』 |
笠間市立笠間中学校 2年 | 小林 佳暖 | 『フクロウの仲間達』 |
選奨 | ||
水戸飯富特別支援学校 1年 | 須賀 翔梧 | 『富士山と筑波山』 |
鹿児島県日置市立東市来中 1年 | 岩元 彩華 | 『キライ 戦争』 |
笠間市立岩間中学校 3年 | 柳田 優希 | 『どくだこ』 |
笠間市立岩間中学校 2年 | 小林 もえ | 『バラ』 |
益子町立益子中学校 2年 | 露久保 孝恭 | 『川を泳ぐ鳥』 |
益子町立益子中学校 2年 | 内田 未来 | 『星くじらの噴水に乗って』 |
益子町立益子中学校 2年 | 花塚 真帆 | 『夢色製作中』 |
笠間市立岩間中学校 2年 | 早戸 琉雅 | 『トゲの生えた恐竜』 |
水戸市立見川中学校 3年 | 行武 真央 | 『薔薇の蓋付きお皿』 |
神奈川県綾瀬市立綾北中学校 3年 | 麻生 怜那 | 『Welcome ボード』 |
常総学院中学校 3年 | 許斐 将人 | 『私を運ぶ思い出』 |
常総学院中学校 3年 | 大澤 璃香 | 『American barger』 |
笠間市立みなみ学園義務教育学校 2年 | 田山 陽向 | 『螺旋』 |
笠間市立みなみ学園義務教育学校 3年 | 泉 くるみ | 『ジョーズの時計』 |
笠間市立みなみ学園義務教育学校 3年 | 福地 倖大 | 『紅の花』 |
笠間市立笠間中学校 2年 | 石井 千生 | 『クローバー型のお皿』 |
笠間市立笠間中学校 2年 | 山口 夢莉愛 | 『ザ・ライオン』 |
笠間市立笠間中学校 2年 | 二平 純菜 | 『神社のきつね』 |
笠間市立笠間中学校 2年 | 瀧本 亘 | 『えさ箱』 |
笠間市立笠間中学校 2年 | 宮ノ前 琉 | 『ウミガメさん』 |
笠間市立笠間中学校 2年 | 馬場 菜摘 | 『ワニのおき物』 |
笠間市立笠間中学校 2年 | 中野 綾音 | 『鉛筆を立てる鉛筆立て』 |
笠間市立稲田中学校 1年 | 奥川 唯斗 | 『スタンンプ大皿!』 |